スイーツ

大切な方へ!手作りの温かさが伝わるフレンチビスキュイ

M. SATO
2016/11/08
大切な方へ!手作りの温かさが伝わるフレンチビスキュイ
今回は、スイーツコーディネーターの松本由紀子さんによるゲスト投稿です。
どうぞご覧ください!

★★★

スイーツコーディネーターの松本由紀子です。

今回は、ちょっとした手土産にもぴったり!
缶はフランステイストでオシャレながら、お味はフランスの昔ながらのルセットで素朴。
そんな他にはないワンランク上のフレンチビスキュイ(サブレ)缶をご紹介させていただきます。

 

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京都・一乗寺という郊外の地での週一営業というスタイルながら、
口コミで人気となり、熱烈なファンの多い「マモン・エ・フィーユ」さん。
お店や催事では量り売りをされていた田舎サブレが、
トリコロール模様のオシャレな缶入りで登場しました!

現在は移転オープン準備中で実店舗がないため、
こちらの缶は「婦人画報のおかいもの」の先行販売なんだそうですよ!

トリコロールの幾何学模様にマモン・エ・フィーユさんのロゴ。
作り手の松下奈保さんは、ヨーロッパの伝統的な模様である
この幾何学模様が以前からとてもお気に入りなのだそう。

お菓子が美味しいのはもちろん、オシャレな缶を作ることで
手にした瞬間からワクワクしてもらいたいという想いから、
色味にもとことんこだわり、通常の印刷にさらにひと加工することで
この深く味わいのあるトリコロールカラーを表現されています。

 

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さらに缶の裏側にも秘密が!
フエ(泡立て器)を持った奈保さんの手が描かれているんです。
こちらはちゃんと奈保さんの手の特徴をとらえているそうですよ。

 

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蓋を開けると、想像以上に芳醇なバターの香りがふうわり。
真っ赤なペーパーの下にどんなサブレが隠れているのか
ワクワク、ドキドキ、胸が高鳴りますね!

 

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ぎっしりと詰められたサブレは約50枚ほど。
1枚1枚焼き色が異なり、薄い茶色から濃い茶色まで
茶色のグラデーションになっているのが手づくりだからこその魅力。
そしてしみじみとした美味しさの証なのです。

 

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この手づくりならではの微妙なニュアンスの違いが、
心にじんわりと刻まれていきます。

 

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材料は発酵バター、小麦粉、卵、砂糖だけという究極のシンプルさ。
だからこそ素材へのこだわりも強く、バターは上質な発酵バターを、
小麦粉はフランス粉を厳選して使われています。

材料だけでなく、ルセットもまた究極にシンプル。
噛みしめるとサクサクッと小気味よい食感で、
小麦粉の風味とバターのふくよかな香りふうわりと広がり、
ほっこりと温かく幸せな気持ちに。

全てが手作業なので、生地のたたき方、のばし方によって
バターの風味の出方、食感が全く変わってきます。
それが一番難しいところでもあり、魅力にもなるわけですね。

フランスの昔ながらのルセットに基づき、1枚1枚丁寧に
手作りされた老若男女を問わずに愛されるおいしさ。
“普通のものは時代を超えて愛され続ける”
という作り手の想いが込められています。

 

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お菓子作りの原点は、“自分の作ったものを好きな人や大切な人に贈ること”
という作り手の奈保さんご自身も大好きというこのサブレ。
私達世代は子供の頃に誰しもきっと作った思い出のある
クラシカルな菊型のサブレは、日仏を問わずに同じなのだとか。
現代には逆に新しいシンプルで素朴な形と風味のサブレと
缶入りという昔懐かしいスタイルが、人気を呼んでいます!

ひと口かじると、素朴な香りにあったかい気持ちになるこのサブレ。
移転リニューアルオープンが心待ちにされる
「マモン・エ・フィーユ」さんの入手困難なお菓子は、
大切な方へのプレゼントにお薦めです!

またこちらも大人気のシュトーレンは、
年末の手土産やお歳暮にも好適品ですよ。

 

【松本由紀子さんプロフィール】

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スイーツコーディネーター&ライター。一般雑誌、菓子専門誌、TV、webサイトと多岐にわたりスイーツ情報を発信。コンサルティング、イベントプロデュース、講座の講師も務める。
近著に『一度は食べたい!隠れ愛されスイーツ 珠玉の裏スペシャリテ100
(主婦の友インフォス)

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