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老舗喫茶店のパティシエールが生みだした、素材とショコラの新たなマリアージュ!

W. SAKAI
2017/01/24
老舗喫茶店のパティシエールが生みだした、素材とショコラの新たなマリアージュ!
今回は、スイーツジャーナリストの平岩理緒さんに、バレンタインのおすすめショコラについてゲスト投稿いただきました。





どうぞご覧ください!

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スイーツジャーナリストの平岩理緒です。いよいよ2017年のバレンタインシーズン到来! この時期にしか買えないチョコレートも多数登場するので、ギフトに、自分用にと見逃せませんね。

そんな限定チョコレートの中でも、注目の人気お取り寄せ品の一つが「CAFTANAKA(カフェタナカ)」の「ボワット・ショコラテ」
名古屋市内にあるこちらのお店は、創業1963年という老舗。もともと、自家焙煎のコーヒーを提供する喫茶店としてスタートし、二代目の田中千尋さんがパティシエールとして修業。お父様のコーヒーと共に楽しめるお菓子が評判となったお店です。

この「ボワット・ショコラテ」は、毎年、バレンタインシーズンに発売されますが、販売が始まった途端、あっという間に売り切れになってしまうほどの人気ぶり!気合いを入れて待ち構えていないとなかなか入手できない、貴重なチョコレートなのです。

2017年は、缶の色が新しくオレンジ色にリニューアル。蓋を開けると、色とりどり、大きさも様々なチョコレートボールがぎっしりと詰まっています。

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味は全部で7種類。まず、この店ならではのスペシャリテは、自家焙煎コーヒー豆をチョコレートがけにした3種類のカフェビーンズショコラ。ビター味には、アフリカのギニア湾沖に浮かぶサントメ島のカカオを使った稀少価値の高いショコラを使用。他の2種類は、カフェ味、オレ味と、コーヒー専門店ならではのバリエーションになっています。噛むと、ビターでコク深いカフェビーンズのカリッとした歯応えと共に、コーヒー好きにはたまらない芳醇な香りが豊かな広がり、それをショコラがやさしく包み込みます。

グレーの粒は黒胡麻味のチョコで、グリーンは抹茶チョコ。どちらも中身は香ばしい北海道産大豆という、和のテイストになっています。小さな白いパール状のものは、サクサクしたビスキュイのホワイトチョコレートがけ。さらに、時々、オレンジコンフィを刻んでチョコレートがけにしたものも混じっていて、爽やかなアクセントに。様々な味や食感が楽しめるので、飽きずにいただくことができ、食べ始めると思わず止まらなくなってしまいます。

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実は田中シェフ、チョコレートへの探求心から、最近は、世界各国のカカオの産地を訪問していらっしゃるほど、研究熱心な方。こだわりをもって選んだチョコレートだけに、カカオの香り、奥行きのある味わいがしっかりと感じられ、中身の香ばしさやフルーティーさとうまくマッチングして、お互いを引き立て合います。

全体に甘さも控えめなので、普段、あまり甘いものを召し上がらない男性でも、これならば!と気に入ってくださる方が多いそうです。コーヒーのお供にはもちろん、ワインやウィスキーのおつまみとしてもお勧めです。

クラシックで上品な雰囲気のパッケージも好感度が高く、上司へのバレンタインギフトとしてもぴったりです。お店の紙袋も入れてくださるので、そのままギフトとして贈るのに重宝します。旦那様や彼に贈りつつ、一緒に楽しむという作戦もありですよ!食べ終わった後の缶も、小物入れとして大事に使いたいですね。

 

【平岩理緒さん プロフィール】

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国内外の銘菓に精通し、TV・雑誌・WEB等で発信するスイーツジャーナリスト。「All About」スイーツガイド、「おとりよせネット」達人も務める。
著書に『東京最高のパティスリー』(ぴあ)、『まんぷく東京レアもの絶品スイーツ』(KADOKAWA)等。




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