Fujingaho Gallery 婦人画報ギャラリー
毎回アーティストにフォーカスし、作品をご紹介しているFujingaho Gallery。
今回は美しい和のライフスタイルを提案する『嘉門工藝』から2人のアーティストをPICK UP。
1人目は打ち出し銅釜と蓋置を制作いただいた金工作家の金子透さん。『嘉門工藝』がディレクションした風炉とのセットは、まるでアート作品のようなデザイン性の高い茶の湯の道具です。
2人目は、自然や日常の風景からインスピレーションを受けた温かみのあるアートを手がける樋口たつ乃さん。見る人の心があたたまるようなアクリル画2点をご紹介します。
MONTHLY
PICK UP
PRODUCTS
MONTHLY PICK UP ARTIST 1
PROFILE
金子透
1962年東京出身。東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。
デザイン事務所に勤めたのち、金工作家としての活動を始める。薄い金属板を使い打出技法にて様々な表現を研究し独自のスタイルを確立。オブジェ、茶道具、ジュエリーなど生活を意識した身近な空間を構成するモノの制作を行う。個展、グループ展などで作品を発表、国内外で高い評価を受けている。
「Publiccollection」(パブリックコレクション)
ビクトリア&アルバート美術館(イギリス)、 フィラデルフィア美術館(USA)、Aberdeen Art Gallery & Museums(スコットランド)、Ulster Museum(アイルランド)、高岡市、九州産業大学
- 1997
- 高岡クラフトコンペティション展 グランプリ受賞
- 2000
- selection 2000(エッセン)
- 2001
- 第18回淡水翁賞(財団法人 美術工芸振興佐藤基 金)
- 2001
- OUTLINE EXHIBITION(ロンドン Gallery flow)
- 2001
- Contemporary Japanese Jewellery(ロンドンCrafts Council Gallery)
- 2002
- WA BI TEN(アイルランド CLOTWORTHYARTS CENTRE)
- 2003
- Turning Point(ニューヨーク メトロポリタン美術館)
- 2004
- Collect展(ロンドン ビクトリア&アルバート美術館)
- 2006
- KORU2(フィンランド South Karelia ArtMuseum)
- 2007
- SOFA(ニューヨーク Park Avenue Armory)以降12まで参加
- 2008
- SOFA(シカゴ )
- 2009
- Collect展(ロンドン The Saatchi Gallery)以降20まで参加
- 2011
- Asian Art in London(ロンドンErskine,Hall&Coe)以降12,13参加
- 2014
- PAD LONDON(ロンドン Berkeley Square)以降毎年参加
- 2016
- MASTERPIECE LONDON 2016(ロンドン)以降18参加
- 2017
- TRESOR(バーゼル)
- 2021
- ARTEFEACT(ロンドン)以降22,23参加
- 2021
- What Color is Metal(アイルランド)
STATEMENT
釜×風炉の由来
金子透「格子紋打出し方形銅釜」
建築デザイナーの故・内田繁氏は現代の茶の湯について考察し、様々な分野の作家を招いて「新しい現代茶の湯の道具展」を毎年主宰していました。内田氏からの課題のひとつが釜と風炉でした。その道具展で金工の金子透氏と漆芸の村瀬治兵衛氏が出会い、長年の検討を経て、今回の新しい釜が生まれました。内田繁氏の現代の茶の湯への思いを繋ぎたいと考えています。
この釜の特徴は、薄い金属板をタガネにより打ち出し現れる凹凸にあります。金属でありながら、繊細に軽やかに現れる柔らかい表情が魅力です。幾何学的モダンなデザインが施され、模様が心地よく浮き出されています。
嘉門工藝「さび風炉」
錆び=寂(さび)は、「時間の経過とそれに伴う劣化」を意味します。侘びさびとは、日本文化に極めて重要な、独自の感覚。この風炉はあえて錆びさせ、自然観を出すため、さび止めを施していません。あくまで自然な風情を残しつつ、現代リビングで使うための小型の電熱ヒーターを内蔵できる仕様です。敷板にもコンセントの通し穴があり、電線の味気無さを軽減できます。
MONTHLY PICK UP ARTIST 2
PROFILE
樋口 たつ乃
横浜市出身、三浦郡葉山町在住。
明治学院大学経済学部卒業後、会社員を経て、パレットクラブスクール修了。安西水丸イラスト塾で安西氏に師事。
HBファイルコンペ鈴木成一特別賞 、TIS公募山下勇三氏賞受賞HBギャラリーなどで個展多数。広告、書籍や雑誌表紙、新聞連載、グッズイラストコラボなどを中心に活動中。
STATEMENT
絵を描くことについて
絵を描くときはその瞬間の気分を大切に、いい気分で描くことを心がけています。
そのためにいつもリラックスすることを大切に毎日近所の森戸海岸に散歩に行って気分転換をしながら絵を描いています。
INFORMATION
SPECIAL EVENT
婦人画報のお取り寄せ限定の
スペシャルなイベントをご紹介!
島田耕園人形工房の絵付け体験
京都・清水寺の二寧坂に構える『島田耕園人形工房』は、昨年店舗がリニューアルオープンしました。婦人画報のお取り寄せのお客様限定で、新しい店舗内のアトリエとギャラリーで、実際に御所人形に絵付けする体験型イベントを開催します。今回のモチーフは「招き猫」。耕園さんと直接お話ししながら、自由に絵付けが楽しめる、新しい学びのイベントです。絵付けの後は、京都ならではの特別なお菓子とお抹茶をお楽しみください。
DATA
- 開催日時
- 午前の部:11月27日(水) 10:00〜12:30
午後の部:11月27日(水) 13:30〜16:00 - 場所
- 島田耕園人形工房
〒605-0826 京都府京都市東山区桝屋町351 - 注意事項
-
- イベント開催時間の5分前までに店舗にお越しください。また、当日は混雑が予想されますので、時間に余裕を持ってお越しください。
- 絵の具類はご用意しておりますが、汚れてもよい服装もしくはエプロンをご持参の上お越しください。
- 施設の事情によりご利用いただけない場合がございます。
- 現地までの交通機関のお手配・費用はお客さま負担となります。
- お申し込み後のキャンセルは承れません。
EVENT TICKET
イベントチケットは、2024年11月17日(日) 23:59までの販売です。
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INFORMATION
NEXT ISSUE
次回予告
次回は平野傑(ひらのつよし)さんの作品が11月25日(月)に登場予定です! お楽しみに!
平野傑(ひらのつよし)さんは、ジークレイプリント・手彩色を販売予定です。
平野傑さんをお気に入り登録いただくと
販売開始時にメールでご連絡差し上げます
INFORMATION
UPCOMING
今後の予定
-
ミヤギユカリさんの水彩画
予定は予告なく変更となる場合がございます。
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Fujingaho
Gallery
婦人画報ギャラリーについて
Fujingaho Gallery(婦人画報ギャラリー)は、アート作品や工芸品を厳選して取り扱うオンラインギャラリーです。『婦人画報』ブランドが長年にわたり培ってきた審美眼、ノウハウ、そして高品質へのこだわりを活かし、洗練されたアートや工芸品をご紹介しています。
過去には北大路魯山人作の汲み出し茶碗などの名品から、手頃な価格帯のアート作品まで幅広く展開しています。これまで即完売する一点ものも多く、特に日本の美術や工芸品に興味のある方に支持されています。
オンラインギャラリーのため、自宅にいながら一流のアートや工芸品に触れることができ、日常生活に豊かさと美しさをもたらす作品をご提案します。
年に数回プレゼントしています!