婦人画報のお中元、お早めにご準備ください!

おせちの由来と縁起

お正月に食べることで長く日本人に親しまれてきたおせち料理。

おせちのルーツや起源はどこからか、歴史を紐解くことでみえてくるものがあります。
お重に少しずつたくさんのお料理が敷き詰められ、見た目だけでも華やかでおめでたい雰囲気ですが、実は伝統的な定番具材には一品ごとに縁起の良い意味が込められています。それぞれの意味を改めて知り、それを食すことで、家族や一緒に過ごす方との団欒がより一層楽しくなることでしょう。

おせちの由来と起源

おせちの起源は天皇家にあった?!

おせちの由来は、中国から伝わった五節供(ごせっく)の行事にあります。
奈良時代に朝廷の節会として行われ始め、そのときに天皇が召し上がる料理を節供と呼びました。「おせち」は節供料理の意味で、かつては五節供の料理のことを指しましたが、現在民間では正月料理の呼び名です。
現在私たちがいただくお節は、この天皇家のものが江戸時代に武家に伝わり、町人が発展させたものです。お重に詰める、山海珍味の今の姿は江戸中期以降に確立されたといわれています。

(『婦人画報』2008年1月号より抜粋)

各地の食文化の繁栄に一役買った、木製の帆船「北前船」

江戸中期から明治にかけての150年間ほどは、北前船の活躍をなくしては語れません。
全長約29メートル、幅約7.5メートル、15人乗りの大型木造帆船である北前船は、東北と大阪をつなぐ「西廻り航路」を約1年かけて往復していました。北からは昆布や鰊などの海産物を、大阪からは瀬戸内の特産物を運び、行き来することで食の繁栄に貢献したといわれており、おせち料理も類にもれず、日本海の食材が各地のおせちに彩りを添えることになります。
日本経済を動かし食のみならず、文化交流の担い手でもあった北前船の痕跡は、現在も日本各地に残されています。

(『婦人画報』2016年1月号別冊より抜粋)

おせちの歴史やいわれに思いを馳せながら『婦人画報』が厳選した寿ぎの「婦人画報のおせち」を囲んで、新しい年を迎えてみてはいかがでしょうか。

縁起のいいおせち料理

今回は、代表的なおせち料理のなかから特に縁起のいいものをピックアップしてご紹介します。
素材や料理に込められた意味を知れば、ますますおせちを楽しめそうです。

  • 海老旨煮
    海老旨煮
    「腰が曲がっても元気で長生きを」という不老長寿を願って。
  • 鮑生姜煮
    鮑生姜煮
    鮑の身は長く伸びるので、末永く幸せにという意味があります。
  • いくら醤油漬
    いくら醤油漬
    子だくさん、子孫繁栄の象徴であるイクラ。
  • 真鯛生鮨
    真鯛生鮨
    縁起のよい魚の代表格。「めでたい」に通じる真鯛を酢締めしました。
  • 花百合根蜜煮
    花百合根蜜煮
    ほくほくとした食感の百合根。子孫繁栄を願う正月野菜です。
  • 網笠柚子
    網笠柚子
    柚子の皮を蜜煮に。実りがよいことから金運を願う縁起もの。
  • 黒豆
    黒豆
    新年も家族がみな、まめに働き健康に暮らせるようにと願う祝い肴。
  • 数の子
    数の子
    子宝や子孫繁栄を祈り食べられる、祝い肴三種のひとつ。
  • たたき牛蒡
    たたき牛蒡
    土中にしっかり根を張るごぼう。幸せが長く続くことを願って。
  • 紅白なます
    紅白なます
    平安・平和を願う心を込め、お祝いの水引をかたどっています。
  • 伊達巻
    伊達巻
    柚子の香りが上品な伊達巻。巻物を連想される卵料理で学問成就も。
  • ふくさ玉子
    ふくさ玉子
    具だくさんの卵料理。「福さ」と語呂合わせで縁起担ぎ。
  • 葉付き金柑
    葉付き金柑
    金色の実を結ぶので金運や商売運がよくなるといわれています。
  • こはだ卯の花和え
    こはだ卯の花和え
    成長するにつれ名前が変わる出世魚、こはだ。卯の花と和え華やかに。
  • 蟹真丈
    蟹真丈
    はさみを上下に振る姿が福を呼んでいるように見える蟹は真丈に。
  • 玉こんにゃく
    玉こんにゃく
    縁起のよい丸い形のこんにゃく。味がしっかり染み込んでいます。
  • 椎茸旨煮
    椎茸旨煮
    長寿の象徴、亀の甲羅を模した椎茸は旨みたっぷり。
  • 筍旨煮
    筍旨煮
    天に向けすくすく伸びる筍に子どもの健やかな成長や家の繁栄を願って。
  • 蛸柔らか煮
    蛸柔らか煮
    「多幸」とも書く蛸。じっくり時間をかけて柔らかく仕上げました。
  • 鶏塩麹焼き
    鶏塩麹焼き
    鶏は新しい年にいちばん最初に鳴く鳥なので縁起がよいとされます。
  • 牛八幡巻き
    牛八幡巻き
    ごぼうの産地である八幡の名をとった八幡巻。家の安泰を願って。
  • 酢蓮根
    酢蓮根
    「将来の見通しがよくなるように」という願いが込められています。
  • 子持ち鮎昆布
    子持ち鮎昆布
    「喜ぶ」に通じる昆布。子持ち鮎を巻いていっそう縁起よい一品に。
  • 田作り
    田作り
    昔は田畑の肥料に使われた片口いわし。豊作を願う、関東の祝い肴。
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