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神戸開港150年記念、地元パティシエの粋を集結した新ご当地スイーツ登場!

W. SAKAI
2017/11/15
神戸開港150年記念、地元パティシエの粋を集結した新ご当地スイーツ登場!
今回は、スイーツコーディネーターの松本由紀子さんによるゲスト投稿です。
どうぞご覧ください!

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スイーツコーディネーターの松本由紀子です。

今回は、「パティスリーの街 神戸」の魅力をさらに高めたい!という同じ想いをもつ、神戸を代表する8名のパティシエで結成されている「ORIGINE KOBE」が考案した、いま大注目の神戸みやげ菓子をご紹介させていただきます。
実は私の地元も神戸なので、とっても思い入れのあるお菓子なんです。

 



ORIGINE KOBEが発足したのは2015年4月のこと。
神戸には実力派パティスリーが密集し、多くのスイーツファンを魅了し続けています。
日頃からパティシエ同士の交流も多く、お菓子やお店作りについての議論も盛んに行われています。
そんななか、個々の持てる力を集結し、グループで活動することで「パティスリーの街 神戸」の魅力をさらに高めることができないか、という想いが生まれ、ORIGINE KOBE が発足しました。

現在参加するパティスリーは8店舗。
「モンプリュ」「アキト」「コンパルティール ヴァロール」「エトネ」「ラヴニュー」「アグリコール」「マ・ビッシュ」。
そして今回“婦人画報のおかいもの”で販売されている「ラトリエ・ドゥ・マッサ」さんです。

 



フランスでは、その地方の特産品を活かした共通レシピのお土産菓子が存在する地方があるという話からヒントを得て、神戸でも作れないかということになり、神戸にゆかりのある素材をピックアップ。
1年以上に渡って何度も試作を重ね・・・
2017年3月、満を持して各シェフが同じレシピを共有して作るお土産スイーツ『ORIGINE KOBE』が誕生しました!

 



機械で大量生産されるものではなく、職人の「手作り」でしか作りだせない味わいにこだわり、素材も神戸にゆかりのある「コーヒー」「チョコレート」「レーズン」「アーモンド」などを使用しています。

 



パートシュクレの土台に、ソーテルヌ漬けのレーズンをアクセントにしたコーヒー風味のブラウニー、サクッ、しっとりと食感のコントラストが楽しいダックワーズの3層構造。
ラムレーズンよりもちょっと上品な芳香のソーテルヌレーズンを使うところが、オシャレな神戸流。
さらに重厚なブラウニーに、フランス菓子を作るうえで大切なメレンゲを使ったダックワーズをオシャレな花びら状に絞ることで、ダブルの美味しさを堪能することができます。
このダックワーズの絞りの美しさにも、職人技が光っていますね。

 



お土産菓子でありながら職人の手仕事にこだわり、8店舗が同じレシピに基づき、同じ商品に仕上げるうえで難しかったポイントは・・・
ラトリエ・ドゥ・マッサの上田シェフ曰く、食感や焼き色を統一するための焼き加減とのこと。
メレンゲのたて方や合わせ方、ブラウニーとダックワーズのバランスに注力し、全体的にしっとりとした食感に仕上げられています。

アメリカ菓子のブラウニーというと、しっかりと甘く濃厚なイメージですが、こちらはブラウニーに異なる食感のダックワーズを合わせることでより軽やかに、そしてソーテルヌレーズンの透明感のある香りを合わせることでより華やかなフランス菓子へと昇華されています。

 



さらに、こだわりにこだわりぬいたパッケージにも注目!
まさに神戸のお土産スイーツにふさわしい、模様と色調がとてもエレガントで美しく、今までにはないスタイルのパッと目を魅くオシャレなパッケージに作り上げられています。
実はショコラのパッケージからインスパイアされたとのことで、パティシエの皆さんらしい発想ですよね。

 



直径14cmのプティアントルメサイズなので、自分へのご褒美に、ご家族への手土産に、そして遠方に行かれる際の神戸みやげにと様々なシーンに活躍。
コーヒーや紅茶はもちろん、お酒にも合う大人テイストの本格派お土産スイーツです。

これからのシーズン、クリスマスシーンにもピッタリなオシャレなビジュアルとテイストですので、ぜひお取り寄せをして神戸の魅力をご堪能ください!

 

【松本由紀子さんプロフィール】



スイーツコーディネーター&ライター。一般雑誌、菓子専門誌、TV、webサイトと多岐にわたりスイーツ情報を発信。コンサルティング、イベントプロデュース、講座の講師も務める。近著に『一度は食べたい!隠れ愛されスイーツ 珠玉の裏スペシャリテ100』(主婦の友インフォス)

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