チョコレートの原料、カカオ豆。生産国のほとんどが後進国で、生産者の低収入やそれに伴う児童労働などの問題が深刻化しています。この現実を問題視している日本のブランドも多く、フェアトレードやビーントゥバーにこだわっているブランドの人気は上昇傾向。適正な価格で取引されたカカオ豆や、つくり手が豆のセレクトから焙煎まで担うカカオ豆からつくられるチョコレートは、少し割高に感じるかもしれません。けれど「選ばれる理由」の一つになってきていることは紛れもない事実。今回はサスティナブルでおいしい!日本のショコラブランドがつくる、おすすめ3商品をご紹介。
1、カフェタナカ ビジュー・ド・ショコラテ ヴェルジェ クレール 3,834円(税込)
※こちらの商品は今月分完売しております。2月にも発売予定がございますので、詳細は商品ページをご覧くださいませ。
アフリカギニア湾に浮かぶ小さな島「サントメ島」で自社農園を2019年に開園している田中シェフ。宝石箱のような美しいバレンタイン缶の中にはサントメのカカオをふんだんに使ったチョコレートやクッキーがぎゅっと詰まっています。
SDGsポイント▶サントメプリンシペ共和国の首都、サントメ島は植⺠地時代ポルトガルによってブラジルから持ち込まれたカカオをアフリカで最初に栽培した島で、現在でも原種のままの高品質のカカオが残っています。その原種を守りながら、フェアトレードを行っています。また働く女性として、同じく現地で働く女性をサポートし地位向上を支援しています。
2、ラカーサディテツオオオタ フォンダンカカオ 3,132円(税込)
世界中で料理人をしていた太田シェフがアマゾンで出会ったカカオの原種「クリオロ種」。その価値を高めるべく「アマゾンカカオ」と名付け、日本での流通を開始。少しずつ話題を呼び今ではチョコレート好きを虜にしています。このフォンダンカカオはアマゾンカカオをふんだんに使った、濃厚なフォンダン。余計なものが一切入っておらず、カカオのキリっとした旨みを存分に味わう事ができます。
SDGsポイント▶カカオ豆の生産を行っている村と専属契約し、フェアトレードを行っています。女性にも労働の場を提供すべく、加工もその村で行えるよう、仕組み作りから支援をしています。
3、アントワーヌ・カレームパウンドショコラ60 3,899円
商品タイトルにある「60」は、収穫してから加工までの日数。パウンドショコラを試作している中で、このカカオとの相性が良かったという甲谷シェフのエピソード通り、フレッシュでみずみずしい香りと味わいを愉しめる商品になっています。
SDGsポイント▶カカオ生産者たちを支援する「カカオ・トレース」というプログラムに属しているカカオ豆を使用。栽培技術を支援し、収入・生活⽔準向上のサポートから 独自の発酵ノウハウにより、チョコレートの風味向上・品質の安定を行う同プログラムは、シェフたちから「生産者が明確で、確実に彼らに還元される」と注目を集めています。
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#サステナビリティ
選ぶ理由のひとつ。ジャパンブランドがつくる、3つのSDGsチョコレート。
お取り寄せ編集部
2022/01/17