雑誌『婦人画報』の連載と連動して、「婦人画報のお取り寄せ」で限定スイーツを展開してくださっているPATISSERIE ASAKO IWAYANAGIのシェフ、岩柳麻子さん。
今回ご紹介いただいたのは、「サクランボのコンフィチュールタルト」です。
さくらんぼをスイーツに使う際には「色」「味」「食感」の3つのポイントからレシピを組み立てるという岩柳シェフ。
本誌では、まるで美しいアート作品のようなパルフェとミルフィーユを作ってくださいました。
お取り寄せスイーツではさすがに、皮がぱりっとした生のサクランボを使うことはできないけれど、「味」と「色」にはこだわりが。
「さくらんぼらしい味をどうやって再現しようかと考えた結果、食感が残る程度、生のおいしさをぎりぎり感じられる程度に煮てコンフィチュールにしました」。
国産のさくらんぼを使ったコンフィチュールは、甘酸っぱいさくらんぼの風味がしっかり感じられる仕上がり。
味はこれでばっちりです。
「さくらんぼは、加熱すると鮮やかな色が消えてしまいます。赤を印象づけるのには、ラズベリーのコンフィチュールを仕上げに使いました」。
ラズベリーはさくらんぼと味の相性がよく、赤みもちょうどよいのだとか。
さて、早速食べてみましょう。
ひと口食べると、甘酸っぱいさくらんぼの香りが口の中に広がります。しかも、タルトはサクッサク!
冷凍で届いたとは思えないほど、タルトもさくらんぼのアパレイユもフレッシュ感があります。
「冷凍で届いたら、自然解凍して召し上がるか、暑いときなどは半解凍くらいで食べてもおいしいですよ」と、シェフ。
6個入りなので、ぜひいろいろ試してみたいですね。
せっかくなので、岩柳さんに家でいただく際のアレンジアイデアを伺いました。
「さくらんぼは、ピスタチオとの相性がいいので、手に入ればぜひ、ピスタチオのジェラートと合わせてみてください!」。
アドバイスをもとに、トライ!
ピスタチオを贅沢に使った濃厚アイスを添えます。
今日はちょっと頑張って、レストランのデセール風にラズベリーソースも添えてみました。
これなら、おもてなしにも使えそうですね!
毎回とっても楽しみな、PATISSERIE ASAKO IWAYANAGIのお取り寄せスイーツ。次回は何かな……。今から待ち遠しい!
TEXT:沼田美樹/フードエディター、ライター
大学卒業後、広告制作会社、アートギャラリー、出版社で勤務した後、フランスの美術センターにてキュレーターのインターンを経験。帰国後、美術雑誌、インテリア雑誌、グルメ雑誌、グルメサイトの編集を経て独立。食とライフスタイルを中心に編集、執筆を行う。
スイーツ
サクサクタルトにうっとり? PATISSERIE ASAKO IWAYANAGIの「サクランボのコンフィチュールタルト」
W. SAKAI
2019/06/07