そろそろ初夏の手仕事の時期。
毎年、氷砂糖と青梅を瓶に入れて梅シロップを作りますが、甘酸っぱい梅を味わうたびに、こころもからだもパワーチャージされる気がします。
わたしがシロップに使うのはいつも紀州の青梅ですが、最近、梅愛好家の間で注目されているのが、小田原の梅林で作られている大粒の「杉田梅」。
40年以上梅干しを作り続けている梅名人「延楽梅花堂」乗松祥子さんの梅は、産出量が少なく「幻の梅」と呼ばれているそう。
杉田梅を使った商品をいろいろと手掛けられているそうですが、今回「婦人画報のおかいもの」では2種類の「杉田梅」商品をご紹介しています。
まずは、「青梅のコンポート」。
ひとくち食べると、その果実の柔らかさとまろやかな酸味に思わずうっとり。瓶を開けると梅酒のような芳醇な香りが漂います。
梅肉エキスと梅果汁、三温糖、蜂蜜でコンポートされているのは、杉田梅だけでなく、たっぷりのレーズン、あんず、プルーン。
そのまま食べるのはもちろん、アイスクリームやヨーグルトにのせてもおいしいのですが、せっかくなので、ちょっとオシャレなデザートに変身させてみました。
リコッタチーズと生クリーム、レモン果汁と一緒に、小さくカットしたコンポートの果実、お好みのナッツを混ぜて冷凍庫で冷やし固めます。
さてさて、何ができるかと言えば、、、
イタリアの伝統的スイーツ、カッサータに!
薄くスライスすると、いろんな種類のフルーツのコンポートが出てきて、断面もきれい!
やわらかくジューシーなコンポートとリコッタチーズ、さらにナッツの食感がアクセントになり、何切れでも食べられてしまいそう。
簡単なので、ちょっとした夏のおもてなしにもいいですね。
続いてご紹介するのは、「梅肉エキスジェリー」。
砕いた氷にのせてグラニテ風にしたり、サイダーで割ったりとデザートにはもちろん、お料理の隠し味にも使えます。
ということで、我が家ではローストポークに。
タコ糸でまいた豚の肩ロースを梅肉エキスジェリー、しょうゆ、みりん、きび砂糖、黒胡椒、長ネギを入れた袋に入れて下味をつけます。
付け合わせの野菜と一緒に、200℃のオーブンで40分ほど焼けばできあがり!
野菜にもほんのり梅の香りがうつって、とてもおいしくなります。
梅肉エキスジェリー、しょうゆ、みりん、酒、砂糖、黒胡椒を煮詰めたソースをかけても。
梅のおかげで、お肉がおどろくほどやわらかく、しっとり焼きあがります。
お弁当のおかずにもおすすめ。
そのままでいただくのはもちろん、他にもいろいろなアレンジが楽しめそうです。
梅マニアにはたまらない、「青梅のコンポート」と「梅肉エキスジェリー」、そして来月には、また新たな「杉田梅」商品をご紹介しますので、どうぞお楽しみに!
*こちらの商品は5/24(金)より販売になります。