一日も早い復旧とみなさまの無事を心よりお祈り申し上げます。
週末に向けて、また暑さがもどるといわれていますが、二十四節気ではもう立秋。
お店でもいちじく、梨、ぶどうと、秋の果物を見かけるようになりました。 お楽しみのおやつタイムも、アイスやゼリーなどの冷菓から、焼き菓子にシフトしていこうかなと思うこの頃。
ただ、こっくりとした色の焼き菓子だとまだ重たいような、、、サブレにクリームをはさんだサンドくらいがいまの気分です。
個人的にだいすきなレーズンサンド。ただし、難しいのが食べるタイミング。
冷蔵庫からすぐ出して、サクッとしたサブレと冷たいバタークリームを楽しむか、常温に少し出しておいて、しっとりなじんだサブレと少しやわらかくなったバタークリームを楽しむか。
どちらも甲乙つけがたいですが、わたしはその中間の、「サブレのさっくり感は残しつつも少しクリームとなじんだ状態」がおすすめです。(冷蔵庫から出して3分くらい?)
○○亭や○○軒をはじめ、たくさん食べて、とうとう自分でも作るほどになったレーズンサンド。
サブレとクリーム、ラムの量など調節して何度も作っていますが、なかなか満足できる配合は遠く、、、そんなレシピを研究すべく、お取り寄せサイトでもいろいろ食べ比べしてきました。
「御菓子処 藤むら」のれぇずんくっきい
サクサクほろほろのクッキーに空気をふくんだようなあっさりとしたフレッシュバタークリーム。
自家製仕込みのラムレーズンがふわっと香り、すべてのバランスが最高です。
さすが手土産特集のバターサンド部門でグランプリを獲得しただけある納得の味。お取り寄せサイトのレビューでも、高評価を多くいただいているのも頷けます。
レトロな和紙の包み紙も他にはない特徴です。
「葡萄屋kofu」のラムレーズンサンド
ラムレーズンの大きさにまずびっくり!
山梨県産の巨峰をセミドライにし、マイヤーズラムと山梨の老舗ワイナリーが作る葡萄の蒸留酒マールに漬け込んだラムレーズンは、それだけでも立派なおやつになりそう。
発酵バターを感じるサブレは香ばしいカシューナッツ入りで、ホワイトチョコレート入りのクリームはやや甘めでミルキーな印象。
さくっ、じゅわっ、クリーミーと、3つ揃ったおいしさです。
「シェ・ヤマモト」の大吟醸バターサンド
佐賀県の「五町田酒造」が作る「東一(あずまいち)大吟醸」の酒粕に漬け込んだレーズンと最高級の発酵バターを合わせてクリームにしたサンド。サブレはやや薄めでさくっとぱりっと。表面にドリュールが塗られていてつやつやしています。
ふわっと立つ日本酒の香りと、酒粕特有のほんのり余韻が残る甘さが他とは異なるサンドです。
お酒が飲めないわたしでも大丈夫。冷凍のまま、アイスサンドにしてもおすすめとか。
おふろ上がりに、一杯ならぬ、一サンドを。
さいごに来週から発売予定の一押しレーズンサンドもご紹介。
「パティスリー ル・バニーエ」のレーズンサブレ
シンプルに小麦粉、砂糖、バター、卵、塩の基本材料のみで作ったサブレ。ホワイトチョコレート風味のバタークリームとラム酒漬けレーズンを菊型のサブレではさみました。
ひとつひとつがやや大きめで、ポイントはどこを食べてもジューシーなレーズンがたっぷりなところ。
シンプルな材料と作り方なのに、どことなく洗練された味わいを感じるのは、おそらく、サブレの厚さや焼き具合、バタークリームの具合を見事に調和させているから。冷蔵庫から出して3分で食べたい!(笑)
パッケージもシンプルで、まさにスタイリッシュレーズンサンドというかんじです。
レーズンサンドマニアの方はぜひ!