新しい年神さまを迎えるために
すがすがしい場を整えて
今年も残すところ2週間ほどになりましたね。
大掃除をしながら、クリスマスの準備とともに考え始めるのが、お正月の支度のこと。おせち料理に使う食材をリストアップしたり、お年賀を選んだり、お正月飾りを考えたり。いろいろとやることが多くて大変ですが、我が家はこのお正月飾りを見つけてからというもの、年始めにふさわしい空間がさっと整えられるようになり、とても気に入っています。
昨年から飾っているのが、こちらの 嘉門工芸/蓬莱小箱 葉つき橙。
さすがに、本格的な鏡餅は飾ることができないので、毎年、フィルムに包まれた鏡餅を飾っていましたが、なんとなく味気ないなぁと思っていました。そんな時、お取り寄せでこちらのサンプルを見て、これだ!と。(笑)
鏡餅の白木の木目の美しさと檜のやわらかな雰囲気と香り、そして手彫りの橙にすっかり引き込まれてしまいました。
さらに感心したのは、こちらの桐箱に中身がすべて収められるというところ。収納に便利という点は、季節の飾り物には譲れないポイントです。
桐箱を開けると、中はこんなかんじになっています。
鏡餅は薄紙で丁寧にくるまれていて、橙は小さな袋に入っています。蓋を裏返すと三宝になり、同じサイズの紅白新檀紙も。
セットをすべて並べてみました。
鏡餅、橙、三宝(土台+蓋)、紅白新檀紙、そして梅ゴム。(奥にある赤い蓋の箱は外箱です)
組み立てはとても簡単。蓋を裏返して三宝にし、梅ゴムを飾り、紅白新檀紙の上に鏡餅と橙をのせて。
お子さんにこころをこめて飾ってもらうのも◎。
中でも、手彫りの橙は、出世や成功の縁起木と言われているイチイ(一位)を使用しており、上には和紙製の葉がちょこんとついています。橙は、実が熟しても落下せずに、新旧代々の果実が同一の木に実ることから、子孫繁栄の象徴とされているそう。
このいかにも手彫りのかんじの風合いと深みのある色がなんとも愛らしく、縁起が良さそうです。
三宝は、11.5cm四方で高さが8cmほどの大きさ。
となりに本物のみかんを置いてみましたが、わりとコンパクトなサイズなので、玄関にはもちろん、飾り棚の上などどこにでも置くことができます。ちなみに我が家では、家の顔ともいわれる玄関に飾っています。
来年に向けて、お正月飾りを新調しようかなと考えている方に、ぜひおすすめしたいです!
他にも嘉門工芸さんでは、たくさんお正月飾りがあるのですが、今年入荷したのが、こちらの嘉門工芸/お正月飾り「百福」村瀬治兵衛さんの沢栗香炉台付き。
漆芸家・村瀬治兵衛さんの「香炉台」の上に、檜の「鏡餅」とイチイの「橙」、さらに成長と生命力を寿ぐ「根曳き松」と三原嘉子さんの「干支香合」を誂えました。干支香合は毎年、干支のものが出てくるので、その都度揃えるという楽しみもありますね。
スタイリッシュな香炉台は、和室だけでなく、洋室や玄関にも合いそうです。
こちらは、嘉門工芸/蓬莱飾り「亀鶴之寿」村瀬治兵衛さんの根来塗輪花盆誂え。
檜の「鏡餅」とイチイの「橙」をより格調高く飾るために、樹齢数百年の欅を一木からくりぬき、彫刻した「根来塗輪花盆」に誂えました。長寿を願う鶴亀と飛躍上昇を表すうさぎの「注連縄飾り」に「根引きの松飾り」と、縁起もの尽くしを一揃えにしました。この圧巻の輪花盆、いつかこんな飾りにふさわしい人間になりたい、、と思わせるほどです。
新しい年神さまを迎えるために、ぜひみなさまも清々しい場を整えて、素敵なお正月飾りを準備してくださいね。