今までのスコーンの概念をくつがえす
日本茶に合わせたい和のスコーン
5月15日よりスタートしている「婦人画報のアフタヌーンティー特集」。三段のアフタヌーンティスタンドと言えば、誰しも一度は憧れを抱いたことがあるのでは?
基本的には、下から順に、サンドウィッチなどのセイボリー(あまくないもの)、スコーン、ペイストリーとのせる配置と食べる順番が決まっているそうですが、中でもわたしが一番気になるのが、真ん中の段のスコーンです。
小麦粉、バター、砂糖というシンプルな材料だけに、お店によって、形、食感、味わいも様々。好みのものを見つけたときは、おぉ!と感動をおぼえるほど。
特集でもたくさんのスコーンがある中、食指が動いたのが、こちらの『トムズスコーンジャパネスク』【婦人画報限定】スコーン初夏の彩り6種6個。
東京・西荻窪にお店を構える『トムズスコーンジャパネスク』は、和のスコーンと日本茶を提供するお店。旬の野菜や果物、雑穀など、和の素材を用いて作られたスコーンは、日本人の口に合うように考えられているそうで、スコーンそれぞれに作り手の熱い思いが込められています。
使っている素材の組み合わせから、その香り、食感、おしゃれな見た目は、今までのスコーンの概念をくつがえすほど。
こだわって配合された生地は、解凍してもぼそぼそしたりすることがなく、スコーンの生地を素直においしい!と感じられます。
今日はこのおいしさの感動をぜひお伝えしたいので、ぱっくりと割った画像も添えて、一つずつじっくりとご紹介します!
まずは、婦人画報限定「夏みかんと白ワイン、ミント」
ペパーミントとミントリキュールが香る爽やかな生地に、ほんのり甘酸っぱい旬の夏みかん。
アイシングも清涼感があり、初夏にぴったりです。
スコーンなのに、食べた後もすっきりして、なんともいい後味です。
よく紅茶の葉が入ったスコーンはありますが、スコーンからミントが香るのがとても新鮮!
こちらも、婦人画報限定「もちきびとハトムギのプレーン 自家製クロテッドクリームサンド(南高梅)」
もちきびのプチプチとした食感がスコーンでははじめての食感!
間にはさんだ自家製クロテッドクリームにとろけるような南高梅のジャムが合わさると、一気に和っぽくなるから不思議です。これからの季節、冷たい緑茶に合わせたい!
かなりボリューム満点なのに、ぺろりと食べられてしまいます。
個人的に南高梅のジャムが好きなので、かなりポイント高し!
どれも好きだけれど、特にわたしのイチオシは、「醤油麹とメープルの焼きとうもろこし」
メープルシロップが香る、やさしい甘さの生地に、焼きとうもろこしがベストマッチ!
醤油の香ばしさもしっかり感じられて、あまじょっぱい好きな方にはおすすめです。
三角形のスタイリッシュな形も◎。今、写真を見ているうちにまた食べたくなってきました、、、
ちょうど家にあったとうもろこしのお茶に合わせて。
同じくしょっぱい系のおかずスコーン「そら豆、枝豆、黒こしょう」
マッシュポテトの味をしっかりと感じられるお食事系のスコーン。
甘さはほんのりで、黒胡椒がぴりりと効いています。食べ応えあるそら豆と枝豆もたっぷりと。
もうスコーンというより、立派なお惣菜のような感覚。
こどもがお気に入りの「紅玉りんごピューレと果実酢」
オレンジとリンゴ酢から作られた自家製果実酢を使用した生地は、ほどよい酸味のある生地。
お酢を使ったスコーンの生地なんてはじめてでしたが、これがまたさわやかでGOOD!果実酢のいい香りが漂います。
中に練りこまれた甘酸っぱいりんごと上にのったざらめがいいアクセント。このエッジのきいた形がおいしさを際立たせているかも!?
最後は、ぱっくりとした腹割れがおいしさの証でもある「汐の重ね」
ぱっくりと腹割れしたスコーンは、見るからにおいしそうです。この腹割れは、スコーンラヴァーにはたまらないのでは?
全粒粉の香ばしさとミネラルが豊富な宮古島の海水からできた塩のまろやかさを感じる、甘さをひかえた味わい。
シンプルにスコーンを味わい人には、まずはこれを食べてほしい!
書いているうちに、どれもこれもおいしさと香りまでが鮮明によみがえってきて、また食べたくなってきました。
たまにはコーヒーや紅茶ではなく、日本茶に合わせてスコーンを味わうのもいいですね。
気になる方はぜひ一度お試しを!