今回は、スイーツコーディネーターの松本由紀子さんによるゲスト投稿です。
どうぞご覧ください!
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スイーツコーディネーターの松本由紀子です。
今回は、関西でも大人気を博している「マモン・エ・フィーユ」さんの
『レーズンサンド』が、“300セット限定”で登場したということで、
その美味しさの秘密をご紹介させていただきますね!
「マモン・エ・フィーユ」とは、フランス語で母と娘という意味。
てづくりのお菓子を娘にあたえた‘母’と、そのお菓子を食べて成長し、
パリのル・コルドン・ブルー本校で製菓を学んだ‘娘’。
お菓子づくりのスピリット(精神)は母から学び、
スキル(技術)はパリから学んだ娘。
そんな母と娘の二人で作る焼き菓子工房が「マモン・エ・フィーユ」さんです。
これまでは週に一度日曜日のみ、京都・一乗寺の仮店舗にて
販売されていたので、入手するのが大変困難だったんですが・・・
実は、近々神戸に実店舗がオープンする予定なんです!
熱狂的なファンが多く、百貨店催事では10秒で50人の行列を作る
という記録をたたき出したこちらのお店。
今後の展開からも目が離せない、今年関西で1、2を争う注目店です!
「マモン・エ・フィーユ」さんの焼き菓子は、
ひとつひとつ丁寧に手作りをされていて、
作りたての美味しさを大切にされているため賞味期限も短いので、
焼き菓子とは一線を画する、まるで生菓子のような美味しさ。
その中でも特に、作り手でもある奈保さんもイチオシ!
進化を重ねた逸品が、こちらの『レーズンサンド』なんです。
一見しただけでも、普通のレーズンサンドとは明らかに異なる
ダイナマイトボディですよね。
7cm四方という大き目なサイズで、間から溢れんばかりの
クリームとレーズンが顔を覗かせています。
生地は、発酵バターとスペイン産マルコナ種のアーモンドプードルを
贅沢に使った、しっとりと香り高くリッチなテイストのサブレ。
クリームにも発酵バターがたっぷりと使われていますが、
舌の温度でとろける、エアリーな口溶け感に仕上げられています。
レーズンはサルタナとモハベの2種類を使用。
以前はサルタナレーズン1種類のみを使用されていましたが、
サルタナは長いコクと引っ張る旨みがありとても美味しいけれども、
サルタナだけだと口溶けが良すぎて上品すぎる。
という理由から、瞬発的な美味しさはあるが、旨みがスカッときれる
モハベを食感のためにプラスされたそう。
2種類のレーズンを使用することで、互いの短所を補い合い、
長所を引き立て合うよう工夫されています。
このレーズンを漬けこむラム酒も2種類をブレンド。
味わいに若さを出したいので、あまり深くは漬け込まず、
漬け込み期間は1週間~10日間程度とのこと。
食感のあるモハベを加えてレーズンの量を増やし、
クリームの絞り方も変え、ビジュアル的にもボリュームUPされました。
サブレの口溶けの良さとクリームの軽さが、美味しさの最大のポイント。
まるでケーキを1個食べたかのような満足感を得ることができます。
発酵バターとアーモンドが贅沢に香り立ち、
しっかりとした旨みとコクを感じられるサブレ生地、
発酵バターがたっぷりと使われているのにエアリーに口溶けるクリーム、
そして味があり旨みが引っ張る、2種類の異なる食感のレーズン。
この贅沢極まりない三位一体感をぜひご堪能ください!
比類なき、大人のための贅沢なレーズンサンド。
素材にも製法にもこだわり抜いた本格的なテイストながら、
どこかほっこりと懐かしさを感じさせる味わい。
ワンランク上の母と娘の“家庭のおやつ”
これこそがマモンテイストです。
大切なお母様に贈る“母の日”のプレゼントにお薦めの逸品です!
【松本由紀子さんプロフィール】
スイーツコーディネーター&ライター。一般雑誌、菓子専門誌、TV、webサイトと多岐にわたりスイーツ情報を発信。コンサルティング、イベントプロデュース、講座の講師も務める。
スイーツ
母の日の贈り物にも!マモン・エ・フィーユの『レーズンサンド』
M. SATO
2016/04/09