和菓子

虎は千里往って千里還る

W. SAKAI
2016/11/15
虎は千里往って千里還る
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室町時代より和菓子屋を営んできた老舗「とらや」。
艶のある、どっしりとしたたたずまいのとらやの羊羹は、日本人なら知らない人はいないほどですね。
厳選された小豆と寒天、砂糖で作られたとらやの羊羹の特徴は「少し甘く、少し硬く、後味良く」。
その変わらぬおいしさは、熟練した職人の技により、代々引き継がれています。

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そんな老舗の羊羹の中で今回ご紹介するのが、20年ほど前に誕生したという「千里の風」。
2色の羊羹を手で交互に流し込んでできあがった美しい虎斑模様は、まさに芸術品のような美しさ。

「虎は千里往って千里還る」というように、勢いよく疾走している虎の躍動感が模様からも伝わってきます。
母親の子どもを思うがゆえの強い行動力にも喩えられることも多いそうで、母親のわたしとしてはさらに羊羹にゆるぎない力強さを感じ、思わず胸がじーんと。

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弾力のあるおいしさを味わうのに最適という厚み、8分(約24mm)に切っていただいてみました。
いつも食べるより少し厚いかなと思ったのですが、この厚みがなんともいえず、、、いい塩梅。

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どの断面をとっても美しく、一口いただく度に、「少し甘く、少し硬く、後味良く」という、とらやの羊羹のおいしさを改めて感じます。

今回は、この「千里の風」と一緒に、とらやの代表的な小倉羊羹「夜の梅」を詰合せて、期間限定でご購入していただけます。
現在改装中の「とらや赤坂本店」でのみ販売していたもので、いまこちらの羊羹をお取り寄せできるのは、婦人画報のおかいものだけとなっています!

昔から、その味もこころもずっと変わらないとらやの羊羹、ぜひいろいろな思いをはせながら味わってみてはいかがですか。

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