グルメ

オリジナルおせちを作るの巻【最終回】

R. SUZUKI
2015/09/11
オリジナルおせちを作るの巻【最終回】
前回からのつづきのお話し。。

 

いよいよ「じき宮ざわ」の宮澤さんと、オリジナルおせち開発に乗り出した我々スタッフ一同。

最終的におせちは、3万円の2段タイプと、5万円の3段タイプの2ラインに決定!

その2ラインを

宮澤さんに試食いただいて、改良、

試食いただいて、さらに改良・・。

素材、産地、味付け、切り方、盛り方から、お重の素材、風呂敷にいたるまで

全アイテム宮澤さんのチェックのもと、なんども改良を重ね、ブラッシュアップしていきました。

 

IMG_5144 一番最初のサンプル。こちらをベースにひとつひとつ改良!!


 

例えば、当初入っていた練り物は、六方に剥いた「海老芋の京炊き」にチェンジ!

「出し巻き」は、丸い形状に。

「車海老」は、頭と殻を剥いて「旨煮」に。

「鮑の生姜煮」は、殻をとって、もちっとした食感の「蒸し煮」に。

味付けにとどまらず、食べたときの口当たりまで気を配られる宮澤さん。

おもてなしの心は、このおせちにもしっかり注入!いただきました。

 

 

amadai 日本海沿岸で獲れた甘鯛は、柚庵地に漬け、皮目を香ばしく焼きました


kagiki 北海道産真昆布で締めたのは、太平洋で獲れたクロカジキ


IMG_4943 (1) 京都舞鶴産の鮑。ぷりっぷりです。


 

そして、今回の目玉として、なんとしても投入したかったのが、

宮澤さん自ら仕込んだ自家製からすみ!

 

からすみ とってもおおきいのです。ねっとり上品~


からすみきる2

「じき宮ざわ」のコースにでてくる「からすみ蕎麦」に使われていた、あのからすみです。

えぇ、おいしい、おいしいと食べていただけではございません!(一応)

このからすみを、

3万の重には、パウダー状におろし、昆布締めしたいかにまぶした一品に仕立て、

5万の重には、そのまま分厚くスライスした状態で、どどんと50g入れました。

karasumi 大根に挟んで、お酒のアテにもぴったり!


 

5万の重をご購入いただいた方は、たっぷり入っているので、

そのままいただく他、いろいろなアレンジも可能です。

ご自宅でぜひ、お蕎麦に絡めて召し上がってみてください!

そのおいしさに、きっと悶絶します(涎)。

 

そして最後に、このおせちに宮澤さんが素敵な名前を考えてくださいました。

 
3万の重は、喜心(きしん)

「喜心」とは、喜びや感謝を表す心のこと。

shohin_os01



5万の重は、大心(たいしん)

「大心」とは、不動心、大海のような広い心を表しています。

shohin_os02





禅寺の「典座教訓」(料理人の心得)にある、教訓箇条の名前からとられたそうです。



ちなみに、「じき宮ざわ」の「じき」は、『たべる』という禅用語からつけられたとか。



ふ、深い・・・(感激)。

 

書いてしまえばあっという間ですが、

宮澤さんはじめ、スタッフの尽力もあり、ついにこだわり抜いたオリジナルおせちが完成しました。

自信をもっておすすめできるおいしいおせちは、

なんと、送料も無料です(頑張りました)。

ぜひ、新しい年迎えで召し上がってください!

 



 

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