皆さまこんにちは。コントリビューターのタカムラです。
少し前、まだコロナウイルスが流行する前に仕事で京都に行く機会がありました。子どもができてからなんとなく旅先リストから外れ、気づけば約10年ぶりの京都!移動中に横目でお店をチェックして改めて京都には老舗の御菓子屋さんが多いと感じました。お茶文化とともにあるのは大前提として、「手土産」文化も古くから根付いているのではないでしょうか。
桜の時期にプライベートで行きたいな!と興奮気味に戻ってからほどなくしてこの状況になってしまったのですが、せめて舌だけでも京都を感じよう!という事でおきにいりの京都の和菓子&スイーツをご紹介。
まずは明治26年創業、京都の老舗菓子司、「末富」さんの京ふうせん。
京土産として定評のある「京ふうせん」は小さな麩焼きを風船に見立てたお菓子です。平安時代の女官の装束の季節感を取り入れた「かさねの色目」である淡い赤、白、青、緑、黄の5つの色合いを、砂糖で表現しているのが特徴。「ふうせん」という名前の通り、ふんわりした軽さ、口溶けのよさ、ほのかで上品な甘さは、いかにも京菓子といった繊細な味わいです。出張時、お店に伺ったのでもちろん購入。そして季節の主菓子を頂いちゃいました!
「下萌(しもたえ)」と名前がついたこちらは、雪におおわれた地面から若芽がまさに萌えでんとしている早春を、芯のまわりによもぎの入ったあんでつけ、上に山芋を使用したあんをのせたきんとんで表現したとのこと。・・・まるでアートの様です。残念ながら主菓子はお取り寄せすることはできないのですが、他にも繊細な手仕事を味わうことができる商品がたくさんあるのでチェックしてみてください。末富の商品一覧を見る(京都の店内に飲食できるスペースはありません。)
続いてのおすすめは、「パティスリー玄妙庵」のPURE COOKIES~chill
と、PURE NUTS-くるみのキャラメリゼ 2本セット
天橋立を臨む立地にある、皇室御用達の高級旅館「玄妙庵」。宿泊客のためにと、女将が一切の妥協をせず作り上げるスイーツはこの宿の隠れた名物になっています。一口味わえば、良い素材のみで作られていることがわかるはず。「余計なものが入っていない」というのはまさにこれ!
chillクッキーはすべてのクッキーに発酵バターを、甘味料には喜界島の洗双糖やメープルシュガーを使用。それぞれに特徴が際立ち、食通も唸らせるおいしさです。「竹野酒造」の酒粕が入った酒粕と胡麻のザクザククッキー」、「有機黒豆のきな粉と豆乳のクッキー」、「一保堂茶舗」のほうじ茶の茶葉をそのまま感じられるクッキー、金沢産しょうがと京都産蜂蜜を使った「ハニージンジャークッキー」など満足なおいしさの9種類を楽しむことができます。
くるみのキャラメリゼも逸品。くるみは、苦みはきちんと感じさせつつ、渋みのない大きめのもののみ使用。甘みはカナダ産のメープルシロップで、どちらも有機栽培のものを厳選して使用しています。べたつかず、さらっとした仕上がりは計算しつくされたもの。どちらも手土産としてもおすすめです。
そして最後に、こちらも残念ながらお取り寄せはできないのですが、下鴨エリアで偶然通りかかった「出町ふたば」の豆大福。都内の百貨店で催事が行われる度に長蛇の列をつくる人気店のイメージがあるので、すぐ並んで購入しました。赤えんどう豆の存在感と、大福のお餅の弾力、餡の甘さと塩気のバランスが◎。
まだまだ無限にあるであろう京都のお取り寄せ。引き続きパトロールを続けます!