商品説明
京うちわの伝統を守る、唯一無二の職家が作る日常使いのうちわ
『阿以波』は京うちわの伝統を一身に担う存在。そう言っても過言ではありません。有職の職家としての仕事を今に伝える「京うちわ(御所うちわ)」は、夏の贈答品として京都ではお決まりの品。江戸・元禄年間に初代長兵衛が京都に開店以来、この老舗はもの作りを通し、京都の文化を支え続けています。こちらの商品は、「片透うちわ」。楮紙(こうぞし)の上に細竹の骨組みをかけています。いずれもうちわから飛び出してきそうな躍動感とともに、貼り絵であしらわれているのは、初夏らしい鮎の柄。急流に流されながらも懸命に上り続ける「上り鮎」は後に退かないことから、出世の縁起物とされています。うちわの縁取りの色は絵柄の色に合わせてあり、まとまりのある意匠が印象的。職人の育成と保護にも心を砕く「阿以波」ならではの仕事が、美しい造形、鮮やかな発色となって表れています。しっかりとあおげる実用的なうちわは、浴衣のみならず、洋服のときに携えてもさまになります。京都らしい「夏の日常品」はいかがでしょうか。