Fujingaho Gallery 婦人画報ギャラリー
毎回アーティストにフォーカスし、作品をご紹介しているFujingaho Gallery。
今回は嘉門工藝のアーティストをPICK UP。
3組のアーティストによる茶道の工芸品をご紹介します。中には貴重な1点ものも。販売は2025年1月10日 (金) 18:00〜を予定しています。お見逃しなく。
THIS TIME PICK UP ARTIST 1
PROFILE
川口淳
1951年神奈川県横浜市出身。京都市立芸術大学美術部工芸科陶磁器専攻。卒業後、アメリカに滞在。1982年に帰国し、アトリエを北鎌倉に移し、数多くのモダンでポップな色絵金彩のうつわ制作を確立。ユーモアあふれる独自の世界観を展開中。
- 1951
- 横浜市に生まれる
- 1975
- 京都市立芸術大学美術部工芸科陶磁器専攻 卒業
- 1988
- ハンガリー国立芸術高校に講師として招聘
- 1993
- ダンスパフォーマンス
- 1996
- 磁器の表現1990年代の展開 (東京国立近代美術館工芸館)
- 1998
- アイスランドアート&クラフツカレッジに講師として招聘
- 1998
- 現代日本の陶磁器展 (国際交流基金)
- 2000
- 驪州国際陶芸シンポジウムに招待 (韓国)
- 2002
- 京都市立芸術大学 助教授 (〜04)
- 2002
- ジャパン・イン・ブレッキング (スウェーデン)
- 2004
- 非情のオブジェ展 (東京国立近代美術館工芸館)
- 2005
- 京都市立芸術大学 教授 (〜07)
- 2006
- 日本陶芸100年の精華展 (茨城県陶芸美術館)
- 2008
- 現代の茶陶展 (菊池寛美記念智美術館)
- 全国各地にて個展を中心に作品発表
- 1988
- アルゼンチン近代美術館 日本の家
- 1989
- ハンガリー国立ヤーノシュ・バンノニウスミュージアム
- 1989
- バラニャクリエイティブコロニー(ハンガリー)
- 1992
- 滋賀県立陶芸の森 陶芸館
- 1995
- 新島現代ガラスアートミュージアム
- 2000
- 東京国立近代美術館
- 2000
- 驪州郡立現代陶芸美術館準備室
- 2007
- 高松市立美術館
- 2007
- 東京国立近代美術館
STATEMENT
この茶碗は、開放された心で楽しまれるというみなさんの一座建立のお役に立てることができればという気持ちで制作いたしました。
参集された方々の少し緊張した心が、自由な発想と色使いによって描かれたカラフルな絵付けによって幾分かでもなごむように。また、亭主によるおもてなしの室礼や会話などによりリラックスし、「これはなにが描かれているのだろう?」という共通の疑問から、楽しいイメージと会話が膨らめば幸いです。この度の特別な企画のコラボ茶碗以外に制作の日常の器たちも日々の生活にリラックスと開放と末永く使う愉しみを得られるように同様のコンセプトで制作を続けています。
川口淳
PROFILE
安食ひろ
1948年島根県平田市 (現在の出雲市) 出身。1969年に武蔵野美術大学油科中退、その後1971〜73年にインド、欧州、アフリカを放浪。1975年に出雲市で窯を築いて作陶を始め、1980年に日本伝統工芸展初出品初入選。器と箱に絵を描いた茶碗はもとより、雅味と楽しさがあらわれる絵や書にもファンが多い。
- 1948
- 島根県平田市に生れる
- 1971
- 〜73年までインド、欧州、アフリカを放浪
- 1975
- 出雲にて築窯
- 1980
- 日本伝統工芸展入選
- 1987
- 田部美術館茶の湯造形展大賞
- 1996
- 田部美術館茶の湯造形展奨励賞 (03年同賞)
- 1996
- 淡交ビエンナーレ特別賞 (98年同展奨励賞)
- 1999
- ブータンでの野点茶会
- 1999
- NHK BS2 やきもの探訪にて放映
- 2000
- 田部美術館茶の湯造形展優秀賞
- 2002
- 岐阜県現代陶芸美術館「現代陶芸100年展」
- 2005
- インドにて茶会・個展開催
- 2007
- 東京にて求美図夢茶会
- 国内外にて展覧と茶会を催す
- メトロポリタン美術館
- 田部美術館
- 岐阜県現代陶芸美術館
- 他インド、アメリカ多数
STATEMENT
相方 川口淳と出逢ったのは、いつの事やら。40年も前になるだろうか。
彼の飄然とした振る舞いが、気に入り、つかずはなれず、今に至っている。
私は人の作品を見るとそれが巨匠ピカソであれ、これをこうして・・・といじくってみたくなる。作家同士で、いじくり合うのもどんなにか楽しいのでは・・・と思っている。
川口淳とのコラボ茶碗は、ジャズの即興のようなもの。川口淳のポップな感覚の絵を想定して、色々な茶碗を考える。ときにはいじわるをする様に。
それに彼が見事に嵌めたり、意表をついたりする正にジャムセッションである。
箱書きに於いてもしかり。ジャムである。甘いと言われても仕方がない。
ひろ記
THIS TIME
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THIS TIME PICK UP ARTIST 2
PROFILE
村瀬治兵衛
1957年東京都世田谷区出身。江戸時代から続く木地師・塗師として8代目を継承。国内原生林の素材と特性を生かし、独自の造形と漆芸の可能性を追求し続けている。初代が北大路魯山人の漆器制作にかかわった縁で、プロの数寄者からの支持が厚い。茶人でもあり、同世代の現代作家の道具を積極的に取り入れて、開催する茶会が評判。美術品から茶懐石にまつわる暮らしの器まで分け隔てなく制作し、海外コレクターや美術館から茶道具の枠を超えて評価を得ている。
- 1957
- 東京に生まれる
- 1975
- 東京都立芸術高等学校卒業
- 1980
- 東京造形大学彫刻科卒業 裏千家業躰日々庵鈴木宗幹先生に茶道の教えをうける
- 1991
- 京都嵯峨吉兆にて父子展開催
- 1993
- 日本橋三越本店にて父子展開催 以後福岡等 各地にて開催
- 2001
- 三代目治兵衛を襲名 木地師として七代目を継ぐ 日本橋三越本店襲名展以後 数年毎に展覧会開催
- 2009
- 妙喜庵・待庵の炉縁製作
- 2010
- 東京国立近代美術館工芸館 「現代工芸への視点茶事をめぐって」展出品 ロンドン アートフェアコレクト 出品
- 2015
- 東京国立近代美術館工芸館「近代工芸と茶の湯」展出品
- 2016
- 東京国立近代美術館工芸館「近代工芸と茶の湯U」展出品
- 2017
- スイスアートバーゼル出品
- 2018
- スイスアートバーゼル出品
- 2019
- 欧州ファインアートフェアマーストリヒト オランダ
- 2020
- 英国日本大使館「村瀬治兵衛展 THE NEW LOOK OF TEA」
- 2022
- ニューヨーク 「LACQUERWARE BY JIHEI MURASE」
- 2022
- ロンドン「Natural Mastery: Lacquer and Silver Works from Japan」
- 2022
- フィラデルフィア美術館日本ギャラリー茶室100周年記念展茶会参加
- 2022
- 根津美術館 特別催事「現代茶人の茶席」工芸作家として席主を務める
- 2010
- 日本 東京国立近代美術館工芸館
- 2014
- アメリカ イェール大学アジアンアートミュージアム
- 2017
- アメリカ フィラデルフィア美術館
- 2019
- イギリス ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館
- 2022
- アメリカ メトロポリタン美術館
- 2023
- イギリス 大英博物館
- 2024
- アメリカ アラバマ バーミングハム美術館
STATEMENT
木を選び、荒どりをして轆轤や彫刻で形をつくるという「木地師」としての位置にまずは立っています。回転する轆轤で形作ることと塗りの工程は700年前から変わらぬ手仕事です。伝統を土台に、茶の道具でありながら、その佇まいが清々しく今の暮らしに沿うものであるようにと願いながら1mm以下の曲線にこだわっています。
根来塗、金と銀をちりばめた月のような彩りの茶器は使うほどに魅力を増し、一生ものではなくて3世代、人生をともにします。
村瀬治兵衛
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THIS TIME PICK UP ARTIST 3
PROFILE
海田曲巷 (かいだ きょっこう)
1946年福岡県久留米市生まれ。茶人の両親の指導もあり、幼いころから茶道に親しみ、早稲田大学在学中に日豪交換留学生として訪れたオーストラリアで茶会を催す。80年より独学で茶杓を削り始め、92年第1回茶杓展を皮切りに数多の個展・展覧会で茶杓をはじめ茶道具を発表。新作を待ちわびるファンが全国にいる。現在でもコスモポリタンな現代感覚で茶の世界に問いかけを続けている。
- 1946
- 福岡県久留米市に生まれる
- 1960
- この頃より茶道に親しむ
- 1969
- 早稲田大学在学中、日豪交換学生としてオーストラリアにて茶会を開催
- 1980
- 独学で茶杓を削り始める
- 1995
- 東京・畠山記念館にて茶杓展
- 1997
- 熱海市MOA美術館における「光琳乾山忌茶会」で、茶杓 銘「素心」が使われ、以後全国各地にて茶杓展開催
- 2008
- ニューヨーク・茶の湯展に出品 渋谷・東急本店にて茶杓展
- 2009
- アートフェア東京にて茶室と茶杓発表
STATEMENT
仏教美術から歌舞伎にルイス・キャロルまで、ナゾナゾ駄洒落ナンセンス、幅広い教養を自在に茶の湯に取り込んで、とらわれのない心で制作したいと考えている。風流とユーモアを大切に、光悦真似て茶碗を焼くか、和歌を諳んじ日々是好日 (ひびこれこうじつ)。竹のもつ魅力を最大限に生かしたい。
海田曲巷
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NEXT ISSUE
次回予告
次回はミヤギユカリさんの作品が2025年2月12日(水)に登場予定です! お楽しみに!
2月22日の猫の日にあわせ、猫をテーマに描いた水彩画を販売します。
ミヤギユカリをお気に入り登録いただくと
販売開始時にメールでご連絡差し上げます
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UPCOMING
今後の予定
-
安西水丸さんの水彩画
予定は予告なく変更となる場合がございます。
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Fujingaho Gallery(婦人画報ギャラリー)は、アート作品や工芸品を厳選して取り扱うオンラインギャラリーです。『婦人画報』ブランドが長年にわたり培ってきた審美眼、ノウハウ、そして高品質へのこだわりを活かし、洗練されたアートや工芸品をご紹介しています。
過去には北大路魯山人作の汲み出し茶碗などの名品から、手頃な価格帯のアート作品まで幅広く展開しています。これまで即完売する一点ものも多く、特に日本の美術や工芸品に興味のある方に支持されています。
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