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ラ・サブレジエンヌ

ラ・サブレジエンヌ
サクサクの軽い食感が人気のサブレ。その発祥は、17世紀のフランスに遡ります。ロワール地方にあるサブレ=シュル=サルトという街に住んでいたマドレーヌ侯爵夫人のレシピから生まれたサブレは、フランス社交界から世界へと広まり、今では世界中で愛されるお菓子となりました。
「ラ・サブレジエンヌ」は、このサブレを最初に工業化したメーカーで、いまも変わらず夫人のレシピをもとに、地元・ロワール地方の素材を使い、金属製の板を使った伝統的な製法で作り続けています。発酵バターを100%使ったサブレは、香りが豊かでリッチな味わいが特徴。そんな本場のサブレは、催事として2013年に日本に初上陸し、2018年には常設店ができました。歴史ある本物の味をどうぞお試しください。

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ラ・サブレジエンヌ
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◆ラ・サブレジェンヌ
〜 オーナー アメリ=ロレ・シェレルさんにお話しを伺いました。(2019年11月)〜

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「ラ・サブレジエンヌ」は、菓子職人のジョルジュ・ジュスティエが1962年に創業したブランド。17世紀から受け継がれてきた伝統の味を守るべく、サブレ専門の店を立ち上げました。その精神は、現在のオーナーであるアメリ=ロレ・シェレルさんにも受け継がれています。

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2003年から「ラ・サブレジエンヌ」を率いるアメリさんは、ブランドを引き継ぐにあたって、二つのことを重視したと言います。「まずは、サブレの伝統をちゃんと伝えること。歴史あるこの地からサブレを世界に発信して、お菓子と一緒に文化も伝承したいと思っています。」

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長い歴史の中で大切に守られてきたレシピそのままに、地域の上質な食材を使うことにこだわって作られるサブレは、ロワール地方のフレッシュバターと、平飼いの雌鶏の新鮮な卵を使って作られます。「これだけは絶対に譲れないポイントです。この地域の歴史とテロワールをサブレで表現するのが我々の仕事。それを続けることこそがブランドの価値だと思っています。」

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そしてもう一つが、「女性ならではの視点」です。「パティスリーの世界は、まだまだ男性がリードしている部分が大きく、そこに『女性らしい視点』を加えることで新しい価値が生み出せるのではないかと思ったのです。」そうやって生まれたのが、今では「ラ・サブレジエンヌ」の“顔”にもなっている、美しい缶の数々です。「昔はきちんとしたパッケージがなく、小さな紙袋や、『プチサブレ』とだけ書かれた紙の箱に入れて販売していました」と、アメリさん。何か新しい施策を、と考えた末に作ったのが、地域の自然や歴史をモチーフにした美しい缶でした。シーズンごとに新しい柄を発表したり、季節行事に合わせた限定の缶を作ったパッケージはたちまち人気になり、「ラ・サブレジエンヌ」を強く印象付けることになりました。「モードのコレクションのように、この缶のデザインでブランドの世界観を表現したかったのです。」

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「ラ・サブレジエンヌ」の缶の中でもユニークなのがこちら。缶の側面に“扉”があって、そこからサブレが取り出せるようになっているものです。「これは、『アデルのおもちゃ箱』という名前の缶なのですが、その名の通り、小さな女の子がおもちゃ箱からお気に入りのおもちゃを取り出すように、サブレを一つずつ出して楽しみながら食べる様子を想像して作りました」。子どもの頃のワクワクした気持ちをそのまま表現したデザインには、アメリさんの遊び心が表れています。

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歴史と伝統を守りながら、ブランドとしての新たなステージを見事に切り開いたアメリさん。スタッフとともにこれからもサブレを世界に広めたい、といつも新しいアイデアを求めて活動の幅を広げているのだとか。「日本に店をオープンして以来、年に何度か足を運ぶようになりました。散歩が大好きなので、時間があれば街を歩いていろいろと眺めています。新しい発見がたくさんあって面白い!」もしかすると、そのうち日本の文化にインスピレーションを得た新しいパッケージが生まれるかもしれません。「私は、日本の『贈り物』の文化が大好きなのです。大切な人たちに、季節ごとにいろいろなプレゼントを贈る習慣は、日本らしい繊細さがあって素晴らしい。その折々に『ラ・サブレジエンヌ』のサブレが一役買ってくれたら、とても嬉しく思います。」
取材:文:沼田美樹

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