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桃の節句は、古くは「上巳(じょうし)の節句」といわれ、旧暦三月の上旬(初めての)巳の日の行事であったものが、「三」の重なる三月三日の行事になっていきました。元々は、冬の間、寒さなどによって閉ざされ滞っていたものを、蛇(巳)が冬眠から覚め脱皮をして、新たな命の再生を図るように、私たちも春に禊祓いをして、新しいサイクルの再出発に備える意味がありました。そのために、海に出かけて海水に入ることでの禊祓いや、撫で物といって紙を人形(ひとがた)に切ったもので体を撫でて息を吹きかけ、邪気をこの人形に移して、それを海や川水に流すということも行われました。今の豪華で美しい雛人形(ひなにんぎょう)は、この撫で物の人形(ひとがた)が発達したものです。
ひなまつりの「ひな」とは、ひいなといい、小さいものを意味します。雛人形の飾りはお姫様のお嫁入り道具を縮小した嫁入り仕度の目録の意味を持つ雛型です。実際の道具のひとつひとつが全て小さくできていて、精緻な作りに感嘆します。清少納言も『枕草子』の「うつくしきもの(可愛らしいもの)」の中で、ひいなの調度など、「何も何もちひさきものはみなうつくし」と書いていますが、小さきものは、とても可愛らしく心が踊ります。
ひなまつりに小さきもの、可愛らしいものを愛でて心を浮き立たせることも厄除けに繋がります。日本には四季折々の行事がたくさんあります。毎月の季節の推移を楽しむことは、日本の気候に親しむことでもあり、自然と調和していくことへの一歩に他なりません。