シェフは、フランスの二ツ星レストランやベルギーなどで修業を重ねた石川正樹さん。 人気の「テリーヌ ショコラ いちじく」は、口溶けと風味のバランスにこだわり、シェフが渾身の力を込めたひと品。添えてあるフランス・ゲランド産の塩をかけると、また異なる味わいが楽しめるのも、人気の理由です。
のどかな環境、おいしい食材に恵まれた京都府亀岡市にある店舗兼工房。地元の人が贈り物や自分へのご褒美にと、立ち寄る一軒。
店内からは工房の様子がよく見えます。
香りや味などにもこだわって作りました。
「エプルヴェ イシカワ」の「テリーヌ ショコラ いちじく」が登場したのは開店から3年経ったころ。今やすっかり定番となったこの商品、じつはシェフの石川さんがお店を開く前から試作を繰り返し、思いを温めていたひと品でした。「濃厚でリッチな口溶けを叶えるため、生クリームや卵を加えたうえで、チョコレートが固まるか固まらないかの境界を見極める配合に苦労しました」 カカオの風味が際立つショコラは、イタリア・ドモーリ社による「アプリマク」。加えて、底に敷き詰められたいちじくが、ショコラの滑らかさのなかにプチプチとした心地よい食感を醸し出します。同梱のゲランドの塩を振れば、お酒にも合う大人の味わいに。気分やお好みで、ふたつの異なるテイストをぜひお楽しみください。
ドライいちじくの実は、スペイン産を使用。濃いぶどうジュースで煮詰めて、バニラやレモンで風味づけしてあります。
溶けすぎないよう固まらないようショコラの温度に気を配りつつ、生クリームや全卵などを加えます。130℃の低温で30分かけてじっくり湯煎焼きすることで、柔らかな口溶けに仕上がります。
明るく開放的な店内。ショーケースには、隣の工房で仕上げたケーキや焼き菓子のほか、一角ではパンも販売しています。チョコレートにこだわりのある石川さん。店舗奥にはショコラバーもあります。